2005年07月11日

活動休止宣言

今日は能楽師の友人・和久たちと国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に行った。市川右近以下猿之助一門による『義経千本桜』の『四の切』である。猿之助さんの十八番である『四の切』は僕は何度も観ているのだが、最初は1995(平成7)年1月の浅草、右近さんの忠信であった。次が1996(平成8)年6月の中日劇場で、この時初めて猿之助さんの忠信を観た。同年12月歌舞伎座(忠信編通し)、1998(平成10)7月歌舞伎座の三役完演、2000(平成12)年7月歌舞伎座、同年9月大阪松竹座での三役完演……と何度観てもこの演目は素晴らしい。右近さんが継承している、澤瀉屋型に音羽屋型も微妙にブレンドされた三世猿之助型の『四の切』は至芸と言っていいほど完成されている。右近さんの忠信を10年ぶりに観たのだが、確実に進化していた。よく言われる師匠のコピーだけではなく、右近さんに合った型を作り出そうとする姿勢が強く感じられた。 
 
ところで、僕は1995(平成7)年7月の歌舞伎座で初めて掛け声を掛けた。いわゆる大向こうをやったのだ。絶好調は1999(平成11)年7月の歌舞伎座での『伊達の十役』の頃ではないだろうか。年齢が若いので、味な声は出ない。やや甲高い、でもツボに入った間で掛けられていたと思う。 
それがいつの頃だろうか、パタリと止めてしまった。これと言った理由はない。なんだか気が向かなくなった。ここ数年、まったく掛けていない。 
さてさて、今日は学生二人も一緒だったので、久々に大向こうをやろうと気合いを入れていた。まあ、通ぶってカッコつけたいのもあった。昨日猿之助さんのDVDを観て、ちょろっと練習なんぞもしてみた。 
ところがである。いざ掛けてみると、どうにも極まらない。いい声がでない。間が悪い。 
理由はいくらでもある。今月は歌舞伎鑑賞教室で、観客の大部分が中高生で見慣れていない。だからここぞと言うところのリアクションが薄い。さらに出演者全員が澤瀉屋一門だから、「澤瀉屋」ではなく、「右近」や「笑也」などと名前を掛けなければならず、これは発音しづらい。 
いや、いやいやいやいや。それは言い訳だ。全盛期の僕はそんなもんではなかったはずだ。うーん、理由は分からない。 
よし、しばらく大向こうは止めよう。その時が来るまで、大向こうは活動休止します。
posted by 山崎達璽 at 00:00| 観劇記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月04日

『ミリオンダラー・ベイビー』

僕は昔からどうも格闘技が苦手だ。だからこの映画は入りづらかったのかもしれない。 
 
何度も予告編を観た。途中で無音になる間を入れてみたり、とても音楽の使い方が上手かった。しかし、今思うと、予告編というよりダイジェスト的な作りだった気がする。アカデミー賞を受賞したこともあり、前評判もさんざん聞いた。だからその予告編と前評判でもう充分という感じである。 
 
さてさてそんな愚痴はさておき。うーん、作品としては可もなく不可もなし。展開が分かり切っているので、ファイティング・シーン以外は終始ダラダラする。クリント・イーストウッド(しかし、老けた)とモーガン・フリーマンの役所が似通っていて、どちらかが要らないと思った。 
 
この映画のテーマは安楽死と尊厳死の問題である。自殺幇助になるか否か、そんな話題を良く聞く。確かにこれは気になる。僕は父方の祖父と母方の曾祖母を亡くしている。やはり最期は安楽死やら尊厳死のことを考えた。医学の進歩の中で、どうにも取り組まざるを得ないことである。うーん、だめだ。暗くなってきた……。
posted by 山崎達璽 at 00:00| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月01日

新感覚

050701.jpg久々にSHIBUYA TSUTAYAに行った。リリースから半年経つ僕の2作品は、レジ前の新作コーナーではなく、「新感覚」というコーナーに移っていた。「ピックアップ」として縦置きになっていたのです!
posted by 山崎達璽 at 00:00| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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