2006年11月21日

久々に我が師・仲倉重郎監督にメールを出した。「師」とは言っても、僕は現場で誰かの元に付いたことはなく、あくまで大学の恩師だ。でもなぜか仲倉監督だけは恩師という言葉がしっくり来ない。やっぱり「師」なのだ。 
今思うに、20代そこそこの僕は生意気だった。なぜにあんなに尖っていたのだろうか……? 師は怖かった。ダメなことがあると、問答無用で怒鳴られた。たいていはシナリオ・ゼミと演出の先生は別々なのだが、僕は両方とも師だった。おかげで両方の時間で怒鳴られた。 
 
いつだったか師が言った。「映画は女優を観るもんだ」と。僕は今でもこれを最重要テーマと考えている。 
それから随分経ってから、監督協会で師に会ったときにこのことを話した。「あれ、そんなこと言ったっけなあ……はははは」 
 
さてさて、師からの返信メールは以下のような書き出しだった。 
「お元気でなにより、といいたいのですが、映画の頓挫、ご苦労、よく分かります」 
何だろう。とても嬉しい一言だった。嬉しい? いや、大きなものに包まれたような、とても安心するような……。やっぱり師は今でも偉大な師だ。


posted by 山崎達璽 at 00:00| 映画『宮城野』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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