2006年11月24日

アップグレード歌舞伎見物

061124.jpg久々に歌舞伎見物に行った。松緑・菊之助・海老蔵を中心とした「新橋演舞場・花形歌舞伎」である。花形歌舞伎とは、文字通り若手人気俳優による奮闘公演である。若手が大役に挑戦する勉強の場である。上手くはなくてもその心意気を買いに行くと言えばいいかな。 
今日は夜の部を観に行ったのだが、いろいろ書きたいことがある。思いつくままに書いていこう。 
 
今日は「三階A」という下から2番目のグレードの席だった。値段は4,200円。3階の最前列でちょっと上手寄り。この値段にしては申し分ない。 
16:30から最初の演目が始まり、およそ1時間半堪能した。幕間になって3階のロビーでボーッとしてたら、品のいいご婦人に声をかけられた。だいたい僕はご婦人だけにはもてる。こんなふうに歌舞伎見物で声を掛けられることはしょっちゅうである。みかんやケーキを頂いてしまったり……。で、今日は「私、用事が出来てもう帰るからよろしかったらどうぞ」とチケットを頂いたのだ。なんと「1等席」だ。値段は12,600円。しかも3列目のど真ん中。平日の昼間っからこんな若造が……。どこのお大尽だ、オレは。アップグレードしたボクはいそいそと1階へ移動だ。 
 
最初の演目の『時今也桔梗旗揚』。これが実に良かった。明智光秀が謀反を決断をする話だが、そもそもボクは無類の明智好き。ストーリーも良ければ、松緑の武智(歌舞伎ではそう変えてある)光秀が圧巻。あのぎょろりとした眼が最高。惜しむらくは、舌っ足らずでサ行の発音に難があることだ。 
でもまあめちゃくちゃ痺れまくった1時間半だった。 
 
ところで、映画やドラマを観ていて、クライマックスで登場人物が決心したりするところで、フラッシュバックの連続がよくある。そこに至った理由付けの回想シーンを掻い摘んで連続してみせる手法だ。概して分かり易さを追求するテレビドラマには多いのだが、映画にも多々使われる。ボクはこれがどうも好きになれない。説明過多な気がして、俳優の演技を殺してしまっているようでならない。で、そう思う原因は、歌舞伎好きにあるんじゃないかと思う。歌舞伎は生の舞台だから当然フラッシュバックなんて出来ない、俳優の生身の演技だけだ。それを見せることによって観客の脳裏でフラッシュバックしてもらう。ボクにはこちらの方が心地いい。 
 
今夜はここまで。


posted by 山崎達璽 at 00:00| 観劇記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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