2008年06月18日

新派『婦系図』

新橋演舞場に新派公演昼の部『婦系図』を観に行く。
新派を初めて劇場で観た。歌舞伎=「旧」劇に対して、「新」派というのだが、下座が入るし拍子木も入る。僕の目には女優の出る新歌舞伎にみえた。『婦系図』と言えば泉鏡花の名作だが、「六幕十場」はどうにも冗漫で睡魔に襲われ続けた。歌舞伎の通し狂言となると、たいていはかったるいところをカットしてテンポアップを図っているので、リズムよく展開するのだが、これはそこがどうにも……。
そして歌舞伎風なものに「女優」がどうにもしっくり来ない。波乃久里子も二代目水谷八重子もそりゃ素晴らしい。台詞だって所作だって申し分ない。それでも歌舞伎好きな僕には生々しくって仕方がない。よぼよぼのおじいちゃんが娘役をやっても、歌舞伎の理想化・デフォルメされた女性像(=女形)ではそれが成立するのだ。しかし女形を女優がやってしまうと奇妙にみえてしまってしようがない。主なるところでは唯一だった英太郎の女形が一番しっくりみえた。
来週、夜の部の『鹿鳴館』に行く。いい評判を聞かないので心配だ。


posted by 山崎達璽 at 23:24| 観劇記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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