2010年02月26日

女子フィギュアに思う

自分のためだとか何だとか格好をつけてる選手は多いが、やはり日の丸を背負って金メダルを取りに行くのがオリンピックだと思う。
だから飽くなき挑戦をし続ける浅田真央の姿勢は素晴らしいし、尊敬に値する。ただ、一にわかファンとしては、浅田×キムの対決にはちょっと疲れたのも本音だ。今日は観ていて痛々しくさえ思った。それに対して鈴木明子には涙した。病気を乗り越え、スケートが出来る喜びに満ちあふれていた。いや、もっともっとスケールの大きな、生への歓喜がほとばしっていた。リンクに立った瞬間から涙が溢れてきた。演技が終わった後の清々しさはどれだけの人々に勇気を与えたか。彼女は金メダル以上だ。
posted by 山崎達璽 at 23:15| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月23日

邦画をハシゴ

『ゴールデンスランバー』を観る。あまり予備知識なく観たが、なかなか楽しめた。突然オズワルドに仕立てられて逃亡を続ける主人公を追いつつも、たびたび挿入される学生時代の仲間を回想シーンに得も言われぬノスタルジーがあっていい。ややとっちらかってる感じは否めないが、それがまた魅力なのかもしれない。

続けて『食堂かたつむり』を観る。年に数回ある、生理的に全く受け付けない作品だった。案外際どい内容をメルヘンチックな女の子映画にまとめる手法は僕が一番苦手としている。映画としての善し悪しじゃなくて、ごめんなさい、全てが苦痛でした。
posted by 山崎達璽 at 22:46| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

『樅の木は残った』

先週末にテレ朝で放映された『樅の木は残った』を観た。昨今の時代劇とは違って、非常に大人向けの骨太な作りだった。
序盤から「君側(くんそく)の奸(かん)」なんて台詞が出てくる。現代人にはその意味はおろか、漢字変換すら出来ないだろう。終始一貫そんな台詞が飛び交っていた。一から十まで懇切丁寧な説明描写に埋没し、受動的に観る姿勢に慣れてしまった現代人には酷であろう。前後の文脈や展開、俳優の表情や語調で類推して、後から辞書で調べて語彙を増やす。そういう能動的姿勢はどんどん退化してる。分からなければ怒って観ることを放棄する。日本人はどんどんバカになる。
……と、じいさんのような小言はさておいて。いわゆる伊達騒動ものは、歌舞伎『伽羅先代萩』を何度も観たし、映画だと『赤西蠣太』が好きで数回観た。原田甲斐(仁木弾正)が実は正義の味方として描かれる『樅の木は残った』のドラマは今度が初めてだった。非常に良くできたストーリーで、男臭〜いというか、男のロマンが実に行儀良く楷書で展開される。今や貴重な企画である。
posted by 山崎達璽 at 23:09| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なぜカーリング女子に見入ってしまうのか?

またまたカーリング女子について。僕は人気の本橋麻里より目黒萌絵が好き。たまにどこなく涼しい目をするときあって、これは美人度が高い。
僕がついつい見入ってしまうのは彼女たちが美人で可愛いからだが、結構ハマっている男子は多いはず。
映像的にそれを考察すると……床の氷の白がレフ板になっていてお肌が綺麗に見えるのが第一。それにあの漬け物石みたいなのを投じるときの構図。カメラが顔に対してほぼ真正面に入るものの、ほんの少し左右に角度がつく。そしてカメラの高さがアイレベルより少し高いややハイアングルにある。この構図により平板な日本人の顔にほんのりと陰影が生まれ、実に美しいアップになるのだ。
posted by 山崎達璽 at 14:30| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

古墳に恋して(仮)・序開き

現在サイトを微リニューアル中で、「横顔(PROFILE)」のページにある<贔屓(MY FAVORITE)>を整理して、こちらの「筆遊(ESSAY)」に統合している。
まずは「探求:古墳」についてカテゴライズしようと思う。とりあえずの名称を「古墳愛」としてみたが、今ひとつだなあ。果たしてちゃんと続くかどうかは分からないが、今後回を重ねていくうちに方向性が見えて、いい名称も浮かぶであろう。

さて、その古墳愛の序開き(第0回)。僕は古墳に異常なほどの愛がある。それは興味や好奇心ではなく、やはり愛なのだ。
“古墳を思えば泣ける”……なぜ泣けるかは次回以降に書くとして、今回はその起源を探ってみたい。
僕の古墳愛体験は小学校の修学旅行に始まる。1986(昭和61)年春である。奈良・吉野方面だったのが、最初にバスを降りたのが「崇神天皇陵」であった。考古学的には「行燈山古墳」と呼ばれる全長242mの巨大な前方後円墳である。予習をしていたのでそれが何かはよく分かっていたが、僕の頭にあるのは空撮した鳥瞰図であって、地上からの眺めはかなり?だった。ほとんどの児童はあまり興味を持つこともなくバスに帰って行ったと思う。が、僕はただひたすらずっと眺めていた。鳥居があって参拝所が設えてあった。その一部がコンクリート製だったような気がするのだが、「現代の手がだいぶ加わっているのね」なんて可愛くないことを考えてみたり。ただそのスケールに圧倒されたのは事実だ。
続けて見学したのが「石舞台古墳」である。古墳ではあるが、玄室が完全に露出している状態である。蘇我馬子が被葬者と言われている。ここではこの玄室の中に入った。金銀財宝は残ってないんだとまた可愛くないことを思ってみたり、帰り際に足を滑らせたことははっきりと覚えているが、やはりそのスケールには圧倒されたのは事実。
この二つが僕の最初の古墳見学である。後々なぜこれが愛につながったのか、その理屈はよく分からない。そう、理屈じゃない、恋はするものじゃなく落ちるものだ。
posted by 山崎達璽 at 14:52| 古墳に恋して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月20日

女子カーリング

女子カーリングを見始めるとなぜかはまってしまう。懇切丁寧にルールを説明してくれるのだが、何度聞いてもよく分からない。しかも長丁場。でもでも見入ってしまう、その理由は簡単。彼女たちが可愛いからだ。可愛い人が真剣に何かをやる姿はまた可愛い。氷がレフ板の役目をしてまた可愛い。
女子カーリングということは男子もあるのだろうか?
posted by 山崎達璽 at 23:09| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新聞の勧誘

週末出費ゼロを目指して、久々に土曜の午後に家にいたら新聞の勧誘が来た。学生の頃は、やくざまがいの脅しに屈服して3ヶ月ローテーションで朝日→読売→朝日を契約させられたが、それでも洗剤を備蓄できた。我がドラゴンズを裏切ることに気を病んだあの頃が懐かしい。
今日のインターフォン越しのやりとりは……

「新聞はどちらですか?」
「(はっきりと)産経です」
「あっ、朝日はどうですかねぇ」
「はい? とんでもない、朝日なんて」
「はい?」
「右翼なんで」
「あっ、右翼。はぁ……(早足で去る)」

右翼は言い過ぎたが、保守派(対米是々非々、嫌支派)を言明する僕にとって朝日なんてのは言語道断。洗剤欲しさに国体を裏切った自分が恥ずかしい。
posted by 山崎達璽 at 13:10| 保守派 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月19日

橋本國彦『交響曲第1番ニ調』

image/2010-02-21T13:54:551建国記念の日に書いた、橋本國彦の皇紀2600年奉祝曲『交響曲第1番ニ調』のCDが届いた。沼尻竜典の指揮で東京都交響楽団の演奏。世界初収録とのことだ。
僕は交響楽を聴くことはそうそうない。別に興味がないとか嫌いとかそういうものではない。ただなんとなく今の趣味に入っていないだけだ。PCで再生しかけたが、デルのおまけのスピーカーじゃあろくな音が出なくてダメ。久々にコンポで再生する。音が小さい。ボリュームをかなり上げる。
46分32秒の間、とにかく圧倒された。終盤、第8楽章からフーガが特にすごい。鳥肌が立った。音楽については何の知識も持ち合わせていないが、日本人のオリジナリティが詰まった交響楽だと思った。1940(昭和15)年という時代にこんな曲が作られていたとは。
posted by 山崎達璽 at 13:53| 蒐集癖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月18日

防寒対策

今日はmoonlinxのインタビュー取材があって、写真も撮るというので着物を着る。男きものの防寒対策、実はこれが難しい。ヒートテックの七分袖を着込み、さらに足袋の下に短い五本指靴下を仕込む。羽織にマフラー、手袋。これで一応は外に出られる。が、電車に乗ったらもう大変。マフラーと手袋以外は脱げるものがない。汗がじとーっと出てくる。インタビュー中も暑くてたまらなかった。冬の汗ほど臭くて不快なものはない。ヒートテックは失敗だ。やはりトンビコートが欲しいなあ。
posted by 山崎達璽 at 23:06| 男きもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

建国記念の日に思う

保守派にとって、毎年、建国記念の日の産経新聞の「正論」は楽しみだ。楽しみという言い方は少々不謹慎かもしれないが、建国を祝うおめでたい日なのでそれもいいだろう。
思い出深いのは、皇紀2666(平成18)年の小堀桂一郎先生の『建国の日に考える憲法と皇室典範』。映画監督にならなかったら学者になりたかったぐらい、僕は歴史好きだ。とりわけ考古学が好きだ。そんな考古学好きの保守派にとって、実は深刻な悩みがあった。いわゆる記紀の建国神話が、出来事も年代も実証学的には結びつかないことである。神話と考古学とは別物だと考えれば一番健康的なのだが、どうもそれではしっくり来ないまま生きていた。それに対して目から鱗が落ちる解釈をしてくれたのがこの日の小堀先生のお考えだ。
「神武天皇が橿原の宮で即位を宣言された日付はもちろん記録に留められてはゐないが、それは一年の中でもっともよき日である正月元日のことであつたと想定するのが人間の美意識乃至(ないし)聖性への意識にとつてはふさはしい」
神話と考古学とは別物という考えとはさしたる差はないのだが、それを人間の美意識乃至聖性への意識であると捉えるのはまさに美技である。

さてさて、今年は文芸批評家の新保祐司先生による『「建国」の名曲で国民意識を回復』。皇紀2600年に当たる1940(昭和15)年、奉祝曲として作られた楽曲に名作が多いという内容。とりわけ橋本國彦の『交響楽第1番』が、戦前戦中へのアレルギーから忘れ去られていたが、大変な名曲だとのこと。こういう記事を読むと、すぐさま蒐集癖に火がつく。さっそくアマゾンに注文した。2/24到着とは随分先だなあ……。
posted by 山崎達璽 at 00:00| 保守派 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月09日

『おとうと』

『おとうと』を観る。
一つ一つの台詞をとても大切にしてストーリーを紡いでいくのは、さすが山田洋次監督である。高齢者がじんわりと楽しめる映画。松竹本流・山田本流といったところだ。派手さはないが、得も言われぬ味わいを出すラストは秀逸。
posted by 山崎達璽 at 18:15| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月08日

『アバター』

ようやく『アバター』を観る。ベストな状態を求めて、川崎のシネコンのIMAX吹き替え版を予約。アカデミー賞会員証は使えないので、2,200円をカード決済。
まあ良かったなあというのが正直な感想。『ジョーズ3』から『キャプテンEO』を経て『センター・オブ・ジ・アース』に至る“飛び出す3D”が、奥行きのある体感3Dに進化したことは確かにすごい。幾度となく繰り返される飛び降りるシーンでは股間の下あたりがスーッとした。2,200円分は楽しませてもらったと思うが……。
これは『風の谷のナウシカ』と『もののけ姫』なんかのパクリだろう! そんなの僕らの前後の世代だったらみんな分かるはず。ニュースで「人生で一番良かった」って言ってる女の子がいたが、おまえ、人生で観た映画は何本だよ。オリジナルは神様しかできないもの。どんな創作物だってパクリの要素があるのは当然だと思う。要はそこに敬意があるかどうかだ。ジェームズ・キャメロンはせめて「ミヤザキを尊敬してます」ぐらいの言葉を表明してくれ。
そして、どうにも長い。162分はたまったもんじゃない。あのでっかい木が倒されたところで終わってもよかったんじゃないか。宮崎ワールドだったら、その焦土から新芽が出てくるような無常観や輪廻転生で終わるだろう。そこをいかにもハリウッドのノリの勧善懲悪で白黒付けたがる。飽きました……。
反米的という意見があるそうだが、僕には反中共に思えた。シナ人はああやってチベットやウイグルを侵略した。政治亡命をしているチベット人やウイグル人を集めて上映会をやったらいいんじゃないかな。『クンドゥン』と2本立てで。
posted by 山崎達璽 at 22:08| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月07日

別件案件調整します

映像業界内でやたらめたら必要以上に使われる、いわゆる「業界用語」。日本の映像史は、歌舞伎の舞台を映画に記録することから始まっている。古くは歌舞伎の舞台用語から派生したものが多かったが、100年以上の時が流れいろいろな形に変化した。映像とは言っても、映画、テレビ、CM、ミュージックビデオ、VPなど業種はさまざまで、それぞれの世界で用語はだいぶ違う。
さて、この業界用語で、明らかに日本語としておかしいものを平気で使う業界人、もどき、エセがやたら多い。
最近気になってならないのが「案件」。○○社の案件で……そんなに問題が起こってるのだろうか。企画、仕事、注文という意味程度にしか思えない。辞書をキチッと引いてみて欲しい。
それと、業界用語を仕事を離れた日常にやたら持ち込む業界人、もどき、エセ。電話の開口一番「ちょっと別件で」。そんなに大したことか。席を外させるときにもよく使われる。あと、例えば飲み会の誘いをしたら「調整します」。そんなに大したことことか? たかが飲み会だろ。

「案件別件調整します」はやめてくれ〜。
posted by 山崎達璽 at 08:20| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月05日

『サヨナライツカ』

中山美穂・工藤静香・南野陽子・浅香唯らのアイドルが全盛期だった80年代後半。中学生の僕はその誰にもさほど興味がなく、小生意気にも今井美樹のファンだった。だから中山美穂にもあんまり思い入れがないのだが、この頃のアラフォーになったその姿がどうにも魅力的で、ついつい『サヨナライツカ』を観に行ってしまった。
あれ? 辻仁成原作でフジテレビ作品だと思ったら、クレジットは全部英語で監督はじめほとんどが韓国スタッフ。あ〜、これは韓国映画風にした日本映画ね。外注でもしないと客が呼べない日本映画界。どこまで堕ちていくんだろう。
さて、正直、2/3ぐらいまではなかなか良かった。『エマニエル夫人』『ラ・マン』『花様年華』『愛の神、エロス』のような異国情緒におけるエロスが溢れかえる。そこまでは褒め過ぎまでも、中山美穂の妖艶な化粧品のCMがずっと続いてるようでうっとりと見とれてしまったのは事実。
が、終盤はどうしようもない蛇足。原作がどうだかは知りたくもないが、無理矢理ストーリーをまとめ上げようとする言い訳にしか思えない。
そして、25年後という老けメイク。ほんの数シーンだったらそれも許すのが映画を観るお作法だろう。だが、上映時間の1/3も続いたらただのコントにしか見えない。観客はみな失笑である。ギンギンにみなぎっていたのが、すっかりプールから出た後のようになってしまった。
あの予告CMはどうみてもインチキだ。
posted by 山崎達璽 at 22:09| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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