2010年04月08日

『影武者』

日比谷シャンテで黒澤明生誕100周年を記念しての特集上映が組まれている。溝口健二と並んで尊敬する監督の一人でもあり、一本でも多くスクリーンで観たいとは思うものの、なかなか時間が合わず……ようやく今日、『影武者』を観る。
この映画を最初に観たのは中学生の頃だ。その時はレンタルビデオ。2回目はオーストラリアに留学していたときにテレビで観た(こちらはより引き締まった編集の国際版)。
「『影武者』は美しいし面白い」とずっと思ってきたが、35歳になってスクリーンで改めて観ると、正直今ひとつだった。『羅生門』もそうだったが、どうも作りが粗っぽいのが気になる。溝口の映画はスクリーンで観て、ますますその繊細さに唸ったが、黒澤の場合は……。そりゃ美しいし面白い。が、どこか違う。世間でも僕自身の中でも人物は神格化され、作品は聖典化されすぎているではないだろうか。


posted by 山崎達璽 at 23:15| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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