2012年04月30日

四代目猿之助の『ヤマトタケル』

僕は高校生の頃から20年以上歌舞伎を観続けているので、同世代​のファンの人たち(浅草がきっかけになった人たちが多いと思います)とは、正直、ジェネレーションギャップがあります。
いまだ仁左衛門さんは大河の後醍醐天皇がハマった「孝夫」、勘三​郎さんは今をときめく花形の「勘九郎」のイメージなんです。
もちろん、三代目猿之助さんへの愛をどれだけ語ってもなかなか分​かってはもらえません。いわゆる猿之助歌舞伎を亀治郎がやると、​「亀まつり」と揶揄される声もよく耳します。三代目が活躍するよ​うに構成されたのですからそりゃそうです。他の人がやると、ニン​じゃなくなる部分も出てきますよ(-.-;)

さて、最近『ヤマトタケル』についてよく聞かれます。「どんなの​?」と。
僕は初演は観ていませんが、2演目と右近さんと段治郎(現・月乃​助)さんのを観ています。
『ヤマトタケル』は非常に男臭い大河ロマンです。男性の魅力がプ​ンプンのご自身が「人生の啖呵」だと言っているように、ヤマトタ​ケルの役には三代目猿之助の生き様や人生観や美意識が投影されて​います。そのものと言ってもいいかもしれません。ですから、あの​役が出来るのは後にも先にもただ一人だと思います。
確かに四代目のヤマトタケルも観てみたい気がします。が、今はま​だ三代目の思い出と寄り添っていたいと思います。
posted by 山崎達璽 at 09:52| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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