2012年06月05日

澤瀉屋襲名初日に立ち会えた慶び

2012-06-05 15.07.44.jpg待ちに待った澤瀉屋の襲名披露が始まりました。ただ今、夜の部の公演中ですが、今日の僕は昼の部だけです。というか、もう体力も涙腺ももたないです。

『小栗栖の長兵衛』の中車さんと右近さんの立ち回りで目がウルウル、『口上』の幕開きで涙がこぼれだし、最後の猿翁さんの登場では涙腺が決壊しました。もはやハンカチは涙を拭うためではなく、口から漏れる嗚咽を押さえるためのものでした。こんなことは人生で初めてです。
猿翁さんは昨年秋よりお痩せになり、言葉もさらに不自由になられていたと思います。でも、目だけは違うんです。口上の最後に上手下手、二階の上手下手、三階の上手下手と顔を向けられたんですが、その目の鋭さ、恐いです。ものすごい気を飛ばされてます。ヒーローはやはりヒーローでした。今はとてもそれ以上の言葉が出ません……。
幕間に知り合いの大向こうさんと話しましたが、やはり猿翁さんが登場した瞬間に声が出なくなったそうです。「神様が出てきたようなもんだよね」と。

最初の幕間の後、浜木綿子さんの姿をお見かけしました。恩讐の彼方に結ばれたこんなドラマを誰が想像できたでしょうか。これが現実の出来事なんですよね。
もう数時間経っているんですが、いまだ手が震えるし、涙が出ます。



posted by 山崎達璽 at 19:39| 観劇記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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