2008年10月21日

『容疑者Xの献身』

『容疑者Xの献身』を観る。
こういうテレビシリーズの映画化の話になると、決まってドラマを観てたとか観てないとかそういう馬鹿な論議になるが、いったい何の意味があるのか?一本の映画はどこまでも一本の映画である。ドラマも原作もそれに比してどうこうという会話はまったくもって愚の骨頂である。

さてさて、いやぁ、良かった〜。
「献身」というタイトルが示すようにここに描かれるのは自己犠牲だ。かなり『宮城野』に近い。後半泣いてしまった……。
何と言っても、松雪泰子。薄幸そうではかなげ。でも木村多江とは違う。元ホステスという影のある色気の毒気。思わずハッとさせられる。
福山雅治と堤真一はキャラクター造形に疑問を抱いた。そのものになりきらないまま変に作り込み過ぎているように感じた。
ハンス・ジマーの『ブラック・レイン』を思わせるサントラも秀逸。
スクリーンサイズをシネスコにしたのは電話のシーンのカットバックを横並びで見せたいからか。これはちょっと欲張り過ぎかな。
お手軽ではなく、ずいぶんと丹誠込めて作った秀作である。


posted by 山崎達璽 at 20:05| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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