2009年03月12日

『花の生涯〜梅蘭芳〜』

新宿ピカデリーに『花の生涯〜梅蘭芳〜』を観に行く。
一律2000円とは配給会社も強気だ。ちょっと前の産経新聞に批判的なコラムがあった。大幅にカットされてるからストーリーがつながっていないとか。覚悟はしていたが、2時半近い上映時間は全然苦にならず。その世界の美しさにただただうっとりさせられた。2000円も納得できる。
『レッド・クリフ Part I』はクソ以外の何物でもないが、くれぐれも僕はシナのすべてを否定しているわけではない。政治と芸術は別だし、やはりいいものはいい。
伝統芸能における保守と革新をテーマに師匠との対決を描いた第一部。男形(宝塚的なものが京劇にある)との道ならぬ恋を描く第二部。日本軍の政治利用を拒む第三部。
どれも内容はズシリと重い。やはり大幅カット故か凝縮されすぎていたり、あっさりしすぎていたりとどこかしらの不安定さは否めない。これは脚本の段階で刈り込むべきであって、編集でやるべきことではない。古今東西よくある話ではあるが……監督は脚本を拠り所として撮っているのであって、それはそれはしんどい作業だっただろう。
それでもこの映画は素晴らしいと言い切れる。完全版の公開を望む。そのときは一律3000円でも結構。


posted by 山崎達璽 at 16:28| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。