2009年07月07日

お笑いとおぼしきもの

森光子とドリフのコント特集を観ていた。ガキの頃は夢中になっていたものだが、今改めてみるとこんなに面白いものだったかと感激してしまった。
だいたい僕は今のお笑いが嫌いだ。まったく笑えないから、“お笑いとおぼしきもの”とでもしておこうか。そもそも芸人とおぼしきものに芸がない。ギャーギャー叫んで他人を茶化して自分たちと一部の内輪的ファンのみが楽しむだけ。年末年始にやたら出てきて夏前には消えてしまう短命ぶり。
でも、あーやっぱりドリフは違うなあと痛感。例えば茶の間のコント。いかりや長介が主人、森光子が奥さん、志村けんがじいさん。三人がテレビを観ている日常で幕を開ける。笑いという非日常が始まる素の場面。「地の文」とでもいおうか。ここの芝居が実にうまいのだ。各自のキャラクター造型、醸し出す空気感が一瞬にしてすっと入ってくる。ホントに短時間なのだが地の文の完成度が高さは至芸といっていい。こざかしいテロップもいちいち出ないし、しっかりと作り込まれた美術や装飾も職人芸である。
今のお笑いとおぼしきものには完全に欠落してるものである。


posted by 山崎達璽 at 22:45| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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