2009年12月15日

『イングロリアス・バスターズ』

久々に映画を観た。日本の映画館はスクリーンに対して映写がずれたりしないんだなぁと安心してみたり。

さてさて『イングロリアス・バスターズ』。もういい加減にして欲しいクソ映画だ。『パルプ・フィクション』までのタランティーノはかなり買ってたけど、彼はあれまで。今回なんて最低最悪。何がって、要は人を簡単に殺しすぎる。蟻の巣に殺虫剤をまいて踏みつぶすかのように殺すわ殺すわ。しかも頭の皮を剥いだりしてわざわざ残虐に。シナ人がチベットやウイグルでやってることへの抗議という感じでもないし。
セックスやバイオレンスは映画ならではの表現であって、僕は頭ごなしに否定するつもりはない。でも、タランティーノはそれをいとも簡単に何度も何度もひどい手段でやり過ぎる。虚構とは思っても、真剣に観てる僕には耐えられない。
『パルプ・フィクション』まではストーリーの面白さでそれなりに許してたんだが……。
もちろん、観るべきところはある。全編を貫く会話劇の妙なんて実に秀逸。しだいに高まる緊張感や散りばめられたユーモアのセンス……。あと、燃え上がるスクリーンに浮かび上がる復讐の鬼と化したユダヤ人の女性の顔なんてすごく印象的だ。

でも、もういい、この監督。


posted by 山崎達璽 at 17:01| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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