2010年02月11日

建国記念の日に思う

保守派にとって、毎年、建国記念の日の産経新聞の「正論」は楽しみだ。楽しみという言い方は少々不謹慎かもしれないが、建国を祝うおめでたい日なのでそれもいいだろう。
思い出深いのは、皇紀2666(平成18)年の小堀桂一郎先生の『建国の日に考える憲法と皇室典範』。映画監督にならなかったら学者になりたかったぐらい、僕は歴史好きだ。とりわけ考古学が好きだ。そんな考古学好きの保守派にとって、実は深刻な悩みがあった。いわゆる記紀の建国神話が、出来事も年代も実証学的には結びつかないことである。神話と考古学とは別物だと考えれば一番健康的なのだが、どうもそれではしっくり来ないまま生きていた。それに対して目から鱗が落ちる解釈をしてくれたのがこの日の小堀先生のお考えだ。
「神武天皇が橿原の宮で即位を宣言された日付はもちろん記録に留められてはゐないが、それは一年の中でもっともよき日である正月元日のことであつたと想定するのが人間の美意識乃至(ないし)聖性への意識にとつてはふさはしい」
神話と考古学とは別物という考えとはさしたる差はないのだが、それを人間の美意識乃至聖性への意識であると捉えるのはまさに美技である。

さてさて、今年は文芸批評家の新保祐司先生による『「建国」の名曲で国民意識を回復』。皇紀2600年に当たる1940(昭和15)年、奉祝曲として作られた楽曲に名作が多いという内容。とりわけ橋本國彦の『交響楽第1番』が、戦前戦中へのアレルギーから忘れ去られていたが、大変な名曲だとのこと。こういう記事を読むと、すぐさま蒐集癖に火がつく。さっそくアマゾンに注文した。2/24到着とは随分先だなあ……。


posted by 山崎達璽 at 00:00| 保守派 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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