2010年09月04日

1994(平成6)年夏

19940824.jpg観測史上最高気温を記録した今年。まさに酷暑。これまでの最高気温は1994(平成6)年だった。例によって感傷にふけってしまうが、あの暑い夏のことは忘れられない。
1年間の浪人生活を経て日芸に合格。上京して最初の年だ。僕は早く映画を撮りたい気持ちが抑えられず、授業とは別に映画サークルをつくった。その名も「頗(すこぶ)る非常」。日本映画史の授業で、先生が口にしていたのが妙に印象的で、それをいただいた。通称「すこじょう」。あまり深い意味はない。
その第1回作品をあの夏、夏休みほぼ1ヶ月を費やして撮影していたのだ。5人の監督によるオムニバス作品『五色の夏』。同世代の男女が主人公になっているので、撮影は所沢の大学構内、サークルメンバーの家、そこらへんの道や公園など。連日連夜、ガリガリ、真っ黒になって撮影を続けた。
そこには現在はアナウンサーとして活躍する小口絵理子、絵本作家の松本えつを、脚本家の荒井修子なんかがいた。
お金儲けや嫌らしい出世欲、名誉欲とは全く無縁。ただ無欲・無心でカメラを回し続けた。たぶんこんな純粋な映画作りはもう出来ないと思う。かけがえのない、まさに青春の一ページ。僕の映画作りの原点がそこにあったと思う。



posted by 山崎達璽 at 00:21| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。