2011年01月10日

『宮城野』に寄せられた感想

先日『宮城野』をご覧になった高校の国語の先生からご感想をいただいた。あまりの名文なのでここに転載させていただきます。ありがとうございました。

本物だから騙される。
東洲斎写楽の矢太郎への罵倒叱責も、矢太郎の描く役者絵も美人画も、宮城野の無償の愛も、本物だからだまし騙される。
虚構が重なり現実から離れるほど本物になる。
生身の肉体を切り捨てた文楽人形だからこそ心情に訴えかけるように、二次元の世界に封じられた画面が、黒子の操る紙人形が、摺り絵の背景が、太棹の音と義太夫の語りが虚構の迷路の果ての真実に導く。
だから私は、映画『宮城野』に騙された。


posted by 山崎達璽 at 17:23| 映画『宮城野』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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