2011年01月24日

今年の初芝居〜新春浅草歌舞伎・第二部〜その一

※以下、一部、俳優の敬称は略します。

ここ数年の初芝居は決まって浅草だ。

と、本棚の筋書きを調べてみたら、最初は1995(平成7)年の澤潟屋一門の若手による「義経千本桜・忠信編」だった。忠信はすべて右近。舞台機構上「四の切」の宙乗りはないが、「花矢倉」には横川禅司覚範実ハ能登守教経で猿之助が特別出演という何とも贅沢なご馳走。
しばらくブランクがあって、次は2001(平成13)年、亀治郎の弁天。またしばらく開けて、2005〜2008、2010〜2011年と連続して通っている。

さて、今日は春猿の素敵なご挨拶にはじまり、まずは『壺坂霊験記』。有名な演目ながら、僕は未見だった。愛之助・七之助の組み合わせがなかなかの熱演で、じんわりとくる感動作だった。愛之助はこういう柔らかい役も実にうまい。最後に軽妙に踊るところ、秀逸。

終わってすぐに愛之助さんの楽屋にご挨拶に行く。浅草公会堂の楽屋への通路は舞台下手の上空を通過する。下では水桶のスタンバイが始まっていて、ついじろじろ見てしまう。……思えば、愛之助さんに最初に会ったのは、2007(平成19)年のこの楽屋だ。あの時は上方の型の『すし屋』。挨拶もそこそこに「アホでしょ〜」と楽しげに権太の話をしてくれた。それから4年だ。
先客があってしばらく外で待つ。その間、素の春猿さん、亀治郎さん、七之助さんが横を通っていくものだから、歌舞伎ファンにはたまらない……。
いよいよ愛之助さん登場。大丈夫ですか?の問いかけに「もうすっかり。まぁ、インフルエンザですから」と苦笑い。続けて『宮城野<ディレクターズカット版>』の東京プレミア上映の話を。「お誕生日をお祝いして」と言ったら「あれ、国立の前の日かあ。また、僕、観れませんねぇ……」と寂しそう。そうそう、愛之助さん、残念ながらいまだスクリーンではご覧になってない。お見せしたい気持ちは山々なんですが……。それから『壺坂霊験記』について、「あれは完全に目をつぶっているんですか?」「薄目を開けていたら、フットライトが当たったときに、下から見たお客さんにはばれちゃうんで、完全に閉じているんですよ〜。怖って瞬間が結構あります」と。そして、例年、今年の予定を聞くことにしている。全部埋まっているのがおきまりの答えなのだが、今年は「ち〜ん、もう今年は終了〜」でした。ち〜んって(笑)。


posted by 山崎達璽 at 23:41| 観劇記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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