2012年06月04日

三代目市川猿之助、最後の日。

2012-06-04 18.13.41.jpg男の子はみんなヒーローに憧れます。10〜20代の僕のヒーローは、谷沢健一らの中日ドラゴンズの選手とBOØWY時代の氷室京介さんでした。そして10代からずっとアラフォーの現在まで、僕の永遠のヒーローはほかでもない三代目市川猿之助さんです。

昨年9月27日にあの衝撃の記者会見から8ヶ月ちょっと、いよいよ明日は澤瀉屋のクワトロ襲名の初日を迎えます。「三代目猿之助」の襲名は1963(昭和38)年5月3日で、今日2012(平成24)年6月4日はその最後の日でした。

思えば、僕が初めて猿之助さんを観たのは高校2年生、1991(平成3)年6月の中日劇場、スーパー歌舞伎『オグリ』の舞台でした。爾来、僕は歌舞伎の魅力に取り憑かれました。あの時、あの舞台を観ていなければ、歌舞伎はおろか伝統文化の素晴らしさを知ることもなかったでしょう。それに着物を着ようなんて思い立つことも間違いな​くなかったはずです。

1994(平成6)年に上京して、それからの東京での舞台はほぼ全部観ていると思います。忘れられない舞台はいっぱいあります。『義経千本桜』の三役完演、国立で昼夜ぶっ通した『四天王楓江戸粧』、一世一代の『伊達の十役』、スーパー歌舞伎の到達点『新・三国志』……文字通り枚挙にいとまがありません。

僕が最後に猿之助さんを観たのは、2004(平成16)年1月31日の茅ヶ崎文化会館、『一條大蔵譚』でした。前年の暮れに脳梗塞で倒れた後の復帰公演でしたが、この巡業を最後(2/24札幌)に舞台には立たれなくなってしまいました。結果的にあれが最後の舞台でした。

猿之助さんはいつも走り続けていました。反逆者・異端児・風雲児などいろいろと称されましたが、僕の中ではヒーローが一番ぴったりきます。創作活動だけでなく人生哲学も多大なる影響を受けたといっても過言ではありません。

三代目猿之助さん、これまで本当にありがとうございました。明日はかぶりつきでしかと見届けます。
着物を着はじめて4年ですが、これまで着物でお芝居を観ることは​避けてきました。畏れ多かったんですね。でも、明後日は勇気を振​り絞って着ていこうと思います。




posted by 山崎達璽 at 20:27| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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