2012年12月05日

中村屋の思い出

2012-12-05 07.15.09.jpg今朝、テレビをつけた途端に中村屋さんの映像。それから訃報のナレーションがあるまでほんの少しの間だったんですが、ものすごく嫌な予感がしました。案の定……。重病説もありましたが、この人だけは絶対に復帰すると思っていました。まさに寝耳に水。

襲名以降でしょうか、いろいろと思うところがあって、だいぶ長い間中村屋さんの舞台には足が遠のいていました。まったくもって、後の悔い先に立たずです。

中村屋さんはコクーンや平成中村座ばかりが取り上げられますが、助六の通人なんてのも良かったですね。二枚目よりも三枚目寄り。色気があって軽妙で。

中村屋の思い出。
その昔、コクーンに『盟三五大切』が掛かったとき。
夜の部の当日券(立ち見席だったかな)を買うために、昼の部の開演前から並んでいたことがありました。
無事切符が買え、最初の幕間の時、劇場の係員の方が僕のところにやってきました。
「今日は朝早くからお並びいただきありがとうございました。勘九郎さんからです」と、この手拭いを渡してくれました。
生意気な大学院生もこれには感謝感激でした。

まだこれからいつだって観られると思っていたのに。あまりに早すぎますよ。

posted by 山崎達璽 at 12:44| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする