2013年03月21日

BOØWY 1224(劇場上映)を観てきました

2013-03-21 12.47.13.jpg我が青春のBOØWYの解散宣言が行われた、1987(昭和62)年12月24日の渋公ライヴが劇場上映されるということで、いそいそと先行上映の第1回目に行って来ました。
TOHOシネマズ川崎は150人中10人ぐらいでしたでしょうか、ちょっと肩透かしを食らった感じでした。
まあ、もう四半世紀前の話ですから……アラフォー独特の世界なのでしょう。
しかも、この映像は2001(平成13)年12月24日にDVDリリースされているので、いまさら幻でも何でもなく、ただ“劇場で観られる”、その一点だけなんですよね。
アラフォーを食い物にするレコード会社の商売にまんまとはまったヤツがここにいます(-_-)

でも、良かったなあ。いいものは何度観てもいい(^^)
BOØWYのライヴ映像は数々リリースされていますが、やはりこの『1224』がベストだと思います!
これは断言できますね。
メンバーの演奏のテクニックがいかに卓越してるかも分かるし、それを含めたライヴ・パフォーマンスが圧巻。

さて、まずはテクニカルなお話。
地上波のデジタル化に伴い、今、僕らの目には16:9のワイドサイズが標準になりましたが、本作はスタンダード(4:3)。
さすがにこれはどうしようもありません。
撮影はフィルムとは言えども16mm。16mmにはスタンダードしかないんです。
もちろんフィルム本来の独特の風合いは存分に味わえました。
そして、16mmは1ロールが約11分。11分ごとにロールチェンジをしなくてはいけません。
常にその緊張感と闘いながらの撮影になります。
音は割と長く録れるので、この作品の編集は“音ありき”になります。
撮影は5台のカメラを回していたそうですが、それでもやはりカメラを回せていない“空白”が出てしまっています。
普通、そういう場合は似た画を代わりにはめたりしてごまかすんですが、本作ではそれをやっていません。
白味になったり黒味になったり、『ONLY YOU』の途中なんて40秒近く飛んでしまいます。
そこらへんの潔さがまたいい!
昨今の撮影現場では「編集で何とかしよう」「CGで」「合成して」とかすぐにぬかすヤツが多くて、そのたびに虫酸が走っているので、この潔さはストレス解消になりました。

一方、音については、“今回の公開の為だけに、フルチューンされた5.1chサラウンド”だそうですが、これはほとんど代わり映えしなかったですね。
歓声とか拍手は5.1chっぽさが出ていますが、曲は全然……。
ヴォーカルに至ってはいかにもデジタルで、名古屋弁で言う“とっきんとっきん”な感じ。

今度は演出的なお話。
僕らは本作を観るとき、“解散を宣言する”と分かっていて観始めます。
だから、冒頭からその伏線らしき瞬間をいろいろと感じます。
合間合間の表情、MCの内容など。アンコールの『MEMORY』『ONLY YOU』なんて顕著です。
あとに解散宣言があるからこうなるんだと思うと、とても腑に落ちるんですね。
とても演出の勉強になりますよ。

それから、終盤のアンコール前の『NO.NEW YORK』の途中では、突然、渋公前に集まった群衆の映像が映し出されます。
それを機に、メンバーの演奏、会場内の観客、会場外の群衆の3つの映像を中心にカットバック(同時進行)していくんです。
つまり、いきなり群衆の映像が入ってきた瞬間から、本作はライヴビデオからドキュメンタリーへと昇華していくんですね。
このタイミングと構成が実に素晴らしい。非常に優れた編集です。


……と、長々と書いてしまいましたが、DVDを持っていても、これは是非劇場で堪能して欲しいですね!

posted by 山崎達璽 at 18:46| 筆のすさび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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