2006年05月20日

『ダ・ヴィンチ・コード』

本日『ダ・ヴィンチ・コード』を観にいそいそとお台場に出掛けた。なんでも渋谷では渋東シネタワーから井の頭線の改札まで列ができていたとか。メディアージュは全席指定の上、今日のボクはリザーブシートだ。 
 
まずはこれからこの映画を観る人に向けてアドヴァイスを。 
「事実に基づいている」で始まる小説に対して、映画は「フィクションである」で終わる。そのスタンスで明らかなように、映画は映画、小説は小説、それを比べてどうこう言うのはナンセンスだ。だがしかし、この映画を観る上では、文庫版の上の前半までとガイドブック的なモノを読んでおくことを勧める。そうでもしないと世界観について行けずに訳も分からず2時間半が過ぎ去ってしまうだろう。 
 
さて、さんざん賛否両論は耳にしたが、ボクとしては非常に見応えのある素晴らしい作品だったと思う。難解ではあるが、あれだけ深遠なテーマをよくぞここまでエンターテインメントに仕上げたなと感激した。 
ただ、気に掛かったのは撮影かな。合成や特撮などCGを多用しているので、全編デジタル撮影をしたと思われるのだが、やはりロングショットが薄くて力がない。さらにせっかくホンモノのルーブル美術館で撮影しているというのに、この映像の雰囲気ではどうもその良さが伝わってこない。名画の数々もなんだか陳腐に見えてしまう。ベルトルッチの『ドリーマーズ』の方がよっぽどルーブルのロケーションの素晴らしさが堪能できた。「食べ物はフィルムが一番美味しく見える」というが、ルーブルもやはりそうなのか。それと、うーん、どうもピンぼけが多いように思うのだが……これはデジタル撮影の問題じゃない! 
 
トム・ハンクスがフォレスト・ガンプに見えてしまって教授に見えないのはボクだけか。


posted by 山崎達璽 at 00:00| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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