2006年02月06日

『博士の愛した数式』

また素晴らしい映画に巡り逢った。 
僕はずっと数学が嫌いで、大の不得意だった。だからこの映画のタイトルの「数式」と聞いただけで、いやーな気分になってしまう。それから、数学の大家に限って、数のロマンとか、そういう情緒的なことや感性のことを話すのは何でなんだろうか……。 
まあそんなことはさておき。この映画、全編を貫くのはゆったりとした優しい時間。寺尾聰の演技は絶品。ものすごく自然に見えるのは、僕の演出論からいったら究極に作り込んだ演技をしているのだ。存在感がハンパじゃない。深津絵里も浅丘ルリ子も吉岡クンもみんないい。ここまでバランスのとれたキャスティングは近年稀に見るのではないだろうか。 
小泉監督の演出も巧みだ。2ショットのロングをポジションを変えてつなぐあたりは黒澤的だ。 
大変いい映画でした。


posted by 山崎達璽 at 00:00| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。