2005年06月27日

どうでもいい映画を2本

どうにも煮詰まってきたので、どうでもいい映画を2本観てきた。 
 
まずは『THE RING 2』。僕は一連のこのシリーズのファンだ。呪いとか怨念とか、そういう日本の土俗的な恐怖を科学的に展開させるという意図がとてもいい。傑作は中田秀夫監督の日本版『リング』だろう。ラストのテレビ画面から貞子が出てくる描写なんて、その後のホラー映画の幽霊描写に決定的な影響を与えている。 
さて、このハリウッド版だが、前作『THE RING』は、日本版をなぞってはいるものの全然良くなかった。そして2だが、まったくダメ。ひどい駄作。巨乳ギャルもお色気シーンもなく、これじゃあ3流ホラー以下だ。呪いのビデオはオープニングで申し訳程度に出てくるだけ。夢の中だけはサマラに襲われないと、まるで逆『エルム街の悪夢』状態だ。土俗的な恐怖と理論的解決がまったくなされていない。恐怖描写も食傷気味だ。中田さん、良くこんな仕事したよな。 
 
次に『電車男』。意外に泣けると話題だが……。僕は全然だった。すさんでいるのかな。確かに企画はいい。中谷美紀や木村多江もいい味を出していてとってもいい。脚本もまずまず。 
じゃあ何がダメ? それは即席感が否めないことだ。とにかく完成を急いでいる。もっと面白い見せ方があったんじゃないか。まあそれは言い出したらキリがないが……。アフレコがよくない。もっと時間掛けないと、同録との落差が激しい。24Pからのキネコorフィルム・レコーディングももっとちゃんとカラーコレクトしないと。ネオンの滲みがひどい。小道具だって即席。試供品で配っている『メンズ・ウォーター』はもっとしっかり作り込まないと。いい企画なんだから、もっとじっくり作るべきだと思うのだが。


posted by 山崎達璽 at 00:00| 映画レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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