2007年10月28日

映像のヴィジョン

日本シリーズにことが気に掛かりながら……昨日今日とキャメラマンとこもってカット割りを考える。これは芝居をみせる映画だからどこまでも長回しに徹しようとの考えで一致。 
移動しない溝口流とでも言おうか。さらに劇映画では禁じ手といわれるキャメラ目線も堂々とやろうと。黒澤の『羅生門』みたいに独白が延々とあるのだが、確かあの作品ではわずかに目線を逸らしていたような気がする。まあ、これは落ち着いたら検証しよう。 
そんなこんなでキャメラマンとはいろいろ盛り上がる。ヴィジョンが見えてきた。 
おっ、ドラゴンズがリードしてる。


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2007年10月26日

風邪が

クランクインを目前にして、ただ今現場では風邪が大流行中だ。
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2007年10月22日

疲労困憊

朝からいくつものキャメラテストがあって、その後に毬谷さんのメイクテスト。これが夕方まで掛かる。その後、歌舞伎座の出番が終わった愛之助さんが合流して本読み。3時間、濃密な時間を過ごす。今日は心身共に疲労困憊……。
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2007年10月21日

軌道に乗ってます

1021.jpgクランクインまで10日を切って日々、いや四六時中不安に苛まれる。決断を求められる場面で自信がもてなくなる。 
10年前、僕の監督人生の出発点となった『夢二人形』を撮影してたときの自分はどうだったか? あのとき一番深く関わった親友に聞いてみた。「『どんぴしゃ!軌道に乗ってます』って笑顔をしてたよ」と。何の根拠もなかったんだが自信に満ちあふれてる錯覚にいた自分。よし、明日からはそうしよう。

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2007年10月16日

書の才

いろいろ打ち合わせがあって、最後は美術・装飾部と5時間。長丁場ではあったが、時間と予算の厳しい条件の中でベストを尽くしてくれてる。屏風の柄について実相寺さんは御自ら書をしたためていたとのこと。僕にもそんな才があればいいなぁ。 
明日がオフなので大船に帰ろうとしたら終電がなく、制作部にハイエースで送ってもらう。遅くまでありがとう。
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2007年10月15日

空気感

今日からセットの建て込みが始まる。建築現場をながめながらやっとここまで来たかと感じ入る。 
すぐに歌舞伎座に向かい幕見で、愛之助さんの出る『羽衣』『牡丹灯籠』を観る。一幕目が終わってから本読みへ。今夜もとてもいい雰囲気で進む。 
終わってから、演出部と制作部でご飯を食べに行く。短い時間だったが非常に楽しかった。この空気感、何とも言えない。高校の学園祭以来だろうか。
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2007年10月14日

本読み

夜から本読み。毬谷さんはマチネの後で、愛之助さんは歌舞伎座の出番が終わってから。時間を割いてくれたお二人には頭が下がる。本読みは二回目だが、だいぶ雰囲気が出来てきたと思う。それぞれ確固たる世界を持った役者はさすがに面白い。監督の仕事なんてないんじゃないか……。本読みの最中、感動して泣きそうになってしまった。 
 
やっぱり中村ノリがやってくれた!
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2007年10月11日

ズシリ、ドシン

昼から録音部との打ち合わせがある。三味線を弾くところ、義太夫の出語りなど録音部的にも難しい演出が多々ある。 
 
夜、愛之助さんのかつら合わせがある。細かなところまで時間を掛けて入念に合わせる。終わってからキャメラマンを交えて軽く飲みつつ打ち合わせ。いつも周囲を明るく楽しませてくれる愛之助さん曰く、『お客さんは一期一会。いつも命がけなんです』と。ズシリと重い言葉だ。 
 
途中まで頼りになる制作担当と一緒に帰ったのだが、みんなこの作品をとても楽しんでくれてる、そのことがドシンとのし掛かった。
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2007年10月09日

ブックカバー

1009.jpg昨日のこと。台本用のブックカバーを買いにダイソーに行こうとしたら、スタッフから「100円のビニールはやめましょう」と。監督たるもの、ペンを挿せるような革製のものにすべきらしい。確かにボクは形にこだわるし、形から入る。でも、今、そこに数千円の出費は痛いなぁ……といいつつ、今朝起きるなりキャメラマンに打ち合わせを遅らせてもらえるようメール。「オーケイ!ヨロシク(←絵文字)」と即レス。このレスににやけながらいそいそと新宿の東急ハンズに行く。 
あれこれ悩んだ挙げ句買ったのがこれ。9000円……。スタジオに通うために渋々買った自転車が7500円……。大学生の時に生意気にも買ったアングル・ファインダーが70000円だったか。いずれも一生モンです。 
午後から絵文字メールのキャメラマンと打ち合わせる。実に有意義な3時間ちょっと。その後、サイゼリアで脚本の酒井クンと会って決定稿を渡す。彼は池谷さんのセットデザインにえらく感動して、コピーを持って帰った。
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2007年10月08日

反省

1008.jpg午前中は家にこもって演出プランを整理する。 
台本にお気に入りの雅印を押そうとしたが、表紙が赤なので、やむを得ずクレジットの下に。 
午後からはスタッフルーム行って演出部と打ち合わせ。ちょっとダラダラとダベり過ぎた。これは反省。なるほど、監督はやたらめたらスタッフルームにいるべきではないな。
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2007年10月07日

決定稿

1007.jpg昼から美術の池谷さんの事務所で美術プランの詰めをする。この作品はすべてのシーンをスタジオ内のセットで撮影する。どんなセットを組むか、これは最重要課題の一つと言っていい。そこはさすがの池谷さん、夢が膨らむヴィジョンを示してくれた。ものすごーく綺麗にした『ドッグヴィル』という例えが適当かどうか……。様式と写実を行ったり来たりするのがこの映画の根幹だ。 
 
そのあとは演出部とキャメラマントで全体の打ち合わせをする。 
 
決定稿がようやく印刷された。赤バックに黒文字は『花様年華』に倣った。
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2007年10月05日

マニアを唸らせる。

昼前から美術まわりを担当しているサード助監督と打ち合わせ。この作品は浮世絵をテーマにしているだけに、これをいかに凝れるかが勝負である。戦艦大和を題材にした映画が、戦艦マニアを唸らせるようなディテールへのこだわりを見せているのと同じである。とはいうものの、これが実にたいへん。浮世絵のスタッフは歌川國眞さんただ一人。あとは時間との戦いである。 
 
そのあと昼過ぎからキャメラマンを交えて演出部で細部の打ち合わせ。いろいろとアイディアが出る。 
 
さて、ここんとこ毎日この雑記帳を書いてると、知り合いから「ブログみてるよ〜」なんてメールが来る。気に掛けてくれることはホント嬉しいのだが、これはブログじゃないんです。ボクはどうもブログが苦手で。昨今、双方向(インタラクティヴ)とやらが流行だが、わがままと申しましょうか、ボクは一方向で貫かせていただこうと思います。 
 
一青窈の久々の新曲『つないで手』がいい。相変わらず泣かせます。
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2007年10月04日

引っ越し

1004.jpg明日からスタッフルームが撮影所内に移り、いよいよ本格準備に入る。さすがに鎌倉から通うのはきついので、今日は都内のマンスリーマンションに引っ越した。今はやりのマンスリーマンション、布団やシャワーカーテンがなかったりで、結構初期費用が掛かる。 
制作進行の阿部君に車を出してもらったのだが、撮影が終わって 12/1に戻るときはご機嫌でいたいよねぇ〜とそんな話で盛り上がる。
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2007年10月03日

かつら合わせ

原作にはないのだが、宮城野のいる女郎屋の女将という映画のオリジナル・キャラクターがある。まだ公式発表になっていないので名前は伏せるが、とっても味な女優さんがキャスティングされている。というか、よくぞ受けてくれました!と言う感じである。今日はこの方のかつら合わせがあった。終わってから、「お茶でもしましょう」と言われたものの、狛江の山田かつら周辺にはジョナサンぐらいしかない。「行きましょう」と言われ、助監督とプロデューサーとともに午後の閑散としたジョナサンに入った。 
 
……と、この話を覚えておいていただきたい。この方のお名前が公式発表になったときに、今日のこの光景がいかに凄いものであったか。乞うご期待!
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2007年10月02日

200年ぶりの対決

昼過ぎから、今回の作品で協力していただく衣裳屋さんと打ち合わせ。ここの先生から来月発売になる男性をターゲットにした着物の本のモデルをして欲しいとご依頼が。「僕で大丈夫でしょうか?」と恥ずかしながらも光栄なお話。快諾。 
 
続いて浮世絵の打ち合わせ。本作では当然ながら浮世絵がキーアイテム。それを描くのが若き浮世絵師・歌川國眞さん。彼の師匠は六代目歌川豊國さん。なんと初代豊國は写楽のライバル。豊國との対決に敗れたため写楽が消えたとの解釈もある。本作の矢太郎はかつて美人画を目指していたが鳴かず飛ばずで、現在は写楽の似せ絵を描くことで食いつないでいるとの設定。その矢太郎が渾身の力を振り絞って描く美人画を、いま國眞さんが描いている。200年ぶりの対決。まさに歴史ロマンだ! 
今日はラフのチェックだが、実にいい出来。江戸の美人画風の中に、どことなく毬谷友子演じるところの宮城野の雰囲気を滲ませている。そのバランス感覚が最高である。完成が楽しみだ。 
 
その後、キャメラマンの瀬川龍さん、セカンド助監督を交えて演出と撮影の打ち合わせ。
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2007年10月01日

撮影稿完成。

今日は朝から脚本の最後の詰め。11:00からはじめて終わったのは19:30ぐらい。思えば、第1稿が上がったのが2004(平成16)年11月25日。形としては撮影稿は10稿目にあたるのだが、小直しを入れると1.5〜2倍近くいっているのではないだろうか。酒井クン、とりあえずはお疲れ様でした。 
 
ところで、ラストシーンについて2つの案があって、もう1年以上論議を重ねてきたのだが、決着できなかった。原作を踏襲したパターンA、そこにエピローグを足したパターンB。ボクはずっとBを押しているのだが、Aにも一理あって……。 
概してB派は歴史ロマン好きだ。たとえば、京都国際ホテルのトイレ前に「堀河院」の説明書きがあったのだが、これに目を留める人。 
目下、とりあえず撮ってみてあとは編集で考えるという状況。チーフがそれを許してくれるかなあ。
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2007年09月30日

頭が下がる。

二条城前の京都国際ホテルに一泊。なぜかツイン。デラックスタイプ? 一人で泊まるにはもったいなくて、ちょっと虚しくて。昨夜は夜景を見ながら荻野プロデューサーと語り合ったなあ。 
朝食後に愛之助さんにビデオメッセージのお礼の電話をする。「ビデオ大丈夫でした?行けなくてスミマセン……」と。この人はいつも律儀で丁寧。来月の歌舞伎座は大役をもらって大変な時期だろうに、ホント頭が下がります。どうぞご無理をなさらないように!と言いつつ、来月は国立とうちの撮影の掛け持ち……。またまた頭が下がります。さらに毬谷さんはクランクイン直前までベニサンで舞台が。お二人には舞台の本番をやりながらうちのリハーサルをお願いしてしまいます……。
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2007年09月29日

新作、いよいよクランクイン

ここ3年にわたって準備を進めてきた新作がようやく撮影に入れそうだ。 
今日は京都太秦にて制作発表があった。なぜに太秦?というところだが、この企画は片岡愛之助さんをはじめ関西パワーがあってここまで漕ぎ着けられたからだ。 
今日は戸山剛プロデューサー、毬谷友子さんと三人でご挨拶。残念ながら愛之助さんは歌舞伎座のお稽古のため、ビデオでのご挨拶に。 
意気込みをを聞かれたボクは「毬谷さんと恋に落ちたい」と答えたのだが、ちょっとはずしたかな……。狙いすぎた。
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2007年03月23日

芸術文化振興基金からの助成

松屋で定食を食べていたら、芸術文化振興基金からの助成金の選考に受かったとの連絡がある。のんびり食べてる場合じゃない。
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2006年12月24日

最高のクリスマス・プレゼント

今日、中学生の時から、自分が将来監督になったら絶対この人に撮ってもらいたいとあこがれ続けたカメラマンとロケハンに行った。これ以上にない至福の時を過ごした。最高のクリスマス・プレゼントだ。
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